この前、お父さんは珍しく、家に友人を連れて帰ってきた。
取引先のエンジニアをやっている人。
お父さんは仕事以外の時間は全部私たち家族に費やして、お父さんの友人という人があまり見たことがなかった。今回は、そのお父さんの友人はティーネットジャパン(http://www.ems-jp.net/member/show.cgi?id=218)という会社に勤めていて、仕事関係で海外赴任になって、送別会が終わって、終電がなくなったので、うちに泊めることにした。
その日、お父さんはとっても嬉しかった。その友人に家族を紹介して、お母さんが描いた絵や、お姉ちゃんが作った建築模型を見せたりして、まるで自分が作ったように誇らしげだった。
お父さんにとって、私たち家族は彼のその人生であって、私たちのために生きているように見える。
お父さんの趣味は何?って聞いたことがある、お父さんの趣味はあなたたちと一緒に過ごすことって言われた。
人ってそういうことを言われる経験はめったにないでしょう。誰かが「私」に人生をかけてくれるなんて、それ以上光栄で、幸せなことがないと思う。
家族でも、形だけの家族もたくさんいると思う。他人か見れば、うちは普通じゃないかもしれないけど、皆の心はいつも一緒。理解し合い、助け合い、この家の娘に生まれてきて、本当によかった。
日々に家族の新しい発見ができているような気持ちで、一層幸せかもしれない。